【実体験】農業高校は人生の終わり?!実際に入学して分かった事。

学校

【初めに】

勉強嫌いな中学時代

私はとにかく勉強が大嫌いでした。英語も数学もテストでは大体8点くらいが当たり前で、頑張っても最高得点は30点くらい。授業中も先生の話を聞いてはいるものの、頭の中にほとんど入ってこず、妄想に耽る日々を過ごしていました。
特に中学2年生までは、「受験勉強をしなくても、どこかの高校には行ける」と謎の自信を持っており、いざ進路を考える時期になって、現実を突きつけられることになります。

【なぜ農業高校を選んだのか?】

自分の成績で行ける高校は、ヤンキー高校・農業高校・普通科高校の3つ
どこに行くかを真剣に考えた時、小さい頃から自然が好きで、キャピキャピした雰囲気と勉強が苦手だった私は、「農業高校が一番合っているかも」と思うようになりました。また、農業高校は様々な資格を取得することができるということで、就職する際にも有利になると考え、入学を決めました。

【迷ったら学校見学へ行ってみよう】

学校見学へ行くと、学校内の雰囲気や周りの生徒の雰囲気が自分に合っているかどうかを知ることができます。
私も実際に農業高校の学校見学へ行きましたが、周りの生徒もおっとりした人が多く、無理に背伸びしなくても自分らしくいられそうな雰囲気でした。他の選択肢もありましたが、最終的には「ここなら自分にぴったりだ!」と感じ、農業高校への進学を決めました。

【普通科高校とどう違うの?】

「普通の高校とどう違うのか?」

  • 「テストよりも実習が多い!」
    定期テストは普通科高校と同じくらい行われますが、授業内での小テストはほとんどありませんでした。また、学年が上がるにつれて、普通科目より農業科目の方が授業数が多くなるので、必然的に実習が多くなっていきます。
  • 「農業高校の文化祭は地域密着がすごい!」
  • 「クラスメイトが個性的すぎる!」

【実際の農業高校】

最初の印象
「個性的な人がたくさん居るな」という感じ。「銀の匙」という漫画を見たことがある人ならイメージしやすいかも知れません。実家が農家の人もいれば、将来は農業をやりたいという志がある人、真面目な人もいましたし、実習中に学校から抜け出してしまう人もいました。偏差値が低い高校ということもあり、中学時代はいじめに遭って不登校だったり、勉強が嫌いという子も多かったです。

実際には
全員が農業や自然に強い興味を持っているわけではありませんでした。
私自身も自然が好きで農業高校を選びましたが、農家になりたいという明確な目標があったわけではありません。むしろ、農業に関連した職業に就きたいと最初から決めている人は少数派でした。
また、学校に来ない人などは自主退学して通信制の高校へ行ったり就職したりする人がほどんどです。そのため、卒業時にはクラスの5名が居なくなっていました。
真面目に学校に来ている人や学ぶ意欲がある人には先生も優しく教えてくれた印象です。

周りにもなんとなく楽しそうだからという理由で入学した人が意外と多かった。

全体的な印象
全体的な印象としては、ヲタクが7割くらいを占めていた気がします。もちろん私の高校だけかもしれませんが、アニメやゲームの話で盛り上がることも多く、意外と居心地が良かったのを覚えています。
それでも運動が得意な人もいれば、苦手な人もいるし、勉強ができる人もいれば、文字を書くのが苦手な人もいました。見た目や雰囲気も様々で、特別変わった学校というよりは、普通の高校とそこまで大きな違いはないなと感じました。

いじめについて

やっぱり偏差値が低い高では、いじめについて気になる人もいるかもしれませんが、私の高校ではいじめは見られませんでした。
勝手な解釈ではありますが、農業高校に入学する人は、農業に関わることに抵抗がない人が多く、自然や動物が好きな生徒が集まるためか、全体的におっとりとした雰囲気があります
実習では協力し合う場面が多く、一緒に作業する中で自然と会話が生まれ、仲間意識も芽生えやすいです。

もちろん、人間関係の悩みがゼロというわけではありませんが、先生方とも実習を通して関わる機会が多く、何か困ったことがあれば相談しやすい環境でした。実際に入学してからも、のびのびと過ごしている生徒が多い印象です。

【農業高校の授業内容について】

普通科目と農業科目の割合について

農業高校では、農業に関する専門科目だけでなく、国語・数学・英語といった普通科目も勉強します。

私の学校では、授業の約50~60%が農業系の科目で、残りが普通科目でした。普通科目のレベルは一般的な高校と比べると基礎的な内容が中心で、授業の進度も比較的ゆっくりめなので、勉強が苦手でもついていきやすいです。

農業系の科目には、作物栽培・植物バイオ・農業経営・食品加工などがあり、実習と座学を組み合わせて学びます。例えば、「作物栽培」では、野菜やお米の育て方を学び、実際に畑で育てることもありました。「食品加工」では、収穫した野菜を使ってジャムや漬物を作る授業もあり、楽しく実践的に学べる内容が多かったです。

農業高校の授業の時間割はこんな感じ!【3年生時】

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限体育農業情報処理選択Bグリーンライフ選択A
2限野菜数学選択Aグリーンライフ農業簿記
3限農業簿記選択B総合実習果樹果樹
4限農業情報処理英語総合実習英語体育
5限選択A野菜総合実習選択B課題研究
6限数学数学総合実習LHR
(ホームルーム)
課題研究

農業実習について

「農業高校の実習って大変?楽しい?」「どんなことをするの?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、私が実際に農業高校で体験した農業実習についてお話しします。

1年生の農業実習:自分だけの畑でトウモロコシ栽培

農業高校に入学すると、まず最初に体験するのが「農業と環境」という科目で行われる「実習」です。
私の学校では、1年生のときに一人ひとりが自分専用の畑の区画を持ち、トウモロコシを育てました。最初は「本当に自分で作れるのかな?」と不安でしたが、先生のアドバイスを受けながら、種まき・施肥・除草・収穫までの流れを学んでいきました。

特に印象的だったのが、収穫の瞬間!
最初は小さな芽だったものが、時間をかけて成長し、大きくて立派なトウモロコシになったのを見たときの感動は今でも忘れられません。自分の手で育てた作物を収穫し、実際に食べるという経験は、農業高校ならではの魅力だと思います。

また、1年生の頃は授業が終わると猛ダッシュで農場の更衣室へ向かい、急いで作業着に着替える毎日でした(笑)。慣れるまでは時間がかかりましたが、3年生になる頃にはスムーズに着替えられるようになり、そういった成長も面白いと感じるようになりました。

2年生:専攻ごとの実習と新たな挑戦

2年生になると、自分の興味のある分野を選んで専攻を決めます。私の学校には5つの専攻があり、私は「野菜専攻」を選びました。ここからは、より専門的な実習がスタートします。

例えば、トマトやナス、キャベツなど、さまざまな野菜の栽培方法を学びながら、どんな作物がどの時期に育てやすいのか、どんな土壌が適しているのかを実験しながら理解を深めました。さらに、土づくりの基本である「堆肥づくり」や、地域のイベントでの「野菜販売」なども経験。育てるだけでなく、販売することで農業経営の大切さも学ぶことができました。

この時期には、3年生で取り組む「卒業研究」のテーマ探しも始まります。「自分は何に興味があるのか」「どんな研究をしたいのか」を模索しながら、試行錯誤の毎日でした。

3年生:卒業研究と発表の場

3年生になると、いよいよ「卒業研究」がスタート!
私の学校では自分の選んだ仲間と研究テーマを決め、1年間かけて卒業のための研究に取り組みます。研究の成果は、

  • 専攻内で発表
  • その中から優秀者が選ばれ
  • 全校生徒名前で発表する

卒業研究は、単に知識を深めるだけでなく、「自分で考え、試行錯誤しながら実践する力」を養う場でもありました。私自身も「イチゴ」をテーマに研究を行い、データを取って分析する作業にやりがいを感じました。

農業の授業で大変だった事

農業実習は、最初は慣れないことも多くて大変でした。
でも、回数を重ねるうちに「もっとこうしたら良くなるかも」「次はこうやってみよう」と試行錯誤するのが楽しくなり、やりがいを感じるようになりました。

また、実習を通じて「努力の積み重ねが結果につながる」という実感を得られたのも大きな収穫でした。種を蒔いたらすぐに育つわけではなく、こまめな手入れを続けることで、やっと収穫の日を迎えられる。この経験は、農業だけでなく、どんなことにも共通する大切な学びだと思います。

農業高校への進学を考えている方、不安もあるかもしれませんが、実習を通じてたくさんのことを学び、成長できます!

【卒業後の進路(進学?就職?)】

農業高校を卒業した後の進路は、大きく分けて「進学」と「就職」の2つですが、私の周りでは進学する人のほうが多かったです。特に、大学よりも専門学校へ進む人が多く、動物系や食品系の分野が人気です。

大学へ進学する場合、園芸学科など農業関連の学部を選ぶ人がほとんどですが、私の高校では、指定校推薦を利用する人は少数で、総合型選抜(旧AO入試)や公募推薦で受験する人が多い傾向にありました。

実際、私も総合型選抜を利用して、自分が普通科高校に通っていたら挑戦すらできなかったかもしれない大学に進学することができました

農業高校での経験は、進学にも大きく活かされます。実習での取り組みや研究内容をアピールできるため、一般的な受験とは違った形で自分の強みを伝えることができるのが魅力だと感じました。

私自身の受験経験についても、今後詳しくブログにまとめる予定なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!

【農業高校に関するQ&A】

農業高校はおすすめですか?

A,私は農業高校へ行って良かったと思っています
農業高校では、ただ勉強するだけでなく、実際に作物を育てたり、食品を加工したりと、さまざまな経験を積むことができます。

テストの内容は?勉強が苦手でも大丈夫?

A,農業高校のテストは、普通科目と農業科目の両方で実施されます。
普通科目のテストは基礎的な問題が中心で、しっかり授業を聞いていれば解けるレベル。農業科目のテストは、授業で学んだことや実習の内容が出題されることが多く、例えば「肥料の必須元素を答えよ」といった問題がありました。

座学だけでなく、体を動かしながら学べるので、机の上の勉強が苦手な人でも楽しみながら知識を身につけることができます。

まとめ

農業高校に進学したことで、普通科高校では経験できない多くの学びと成長がありました。勉強が苦手だった私でも、実習を通して学ぶことで新しい発見があり、少しずつ自信をつけることができました。また、クラスメイトとの関わりや先生方のサポートのおかげで、楽しく充実した高校生活を送ることができたと感じています。

「農業高校」と聞くと、特殊な学校に思えるかもしれませんが、実際にはいろいろなタイプの生徒がいて、それぞれのペースで学びながら成長していく場所です。農業に興味がある人はもちろん、「勉強は苦手だけど、何かを学びたい」「手を動かしながら学ぶのが好き」という人にもぴったりの環境だと思います。

もし進路選びで悩んでいるなら、一度農業高校の学校見学に行ってみるのもおすすめです。実際の雰囲気を知ることで、自分に合った学校かどうか判断しやすくなります。

このブログが、農業高校について知りたい人や進路を考えている人の参考になれば嬉しいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました