大学生の私が選んだ北海道ファームステイ:自然の中で過ごす最高の夏休み 後編

ファームステイ

前編ではファームステイまでのお話と作業内容についてお話してきました。後編では前編に引き続き農作業の話と新しくファームステイに来た6人とのお話をしていこうと思います。

ファームステイへやってきて約1週間。流れるように一日一日が過ぎていきました。にぎやか6人組が返ってしまう日は、とっても寂しかったです。でも、ここへ来て初めて一日オフの日!せっかく北海道に来たならどこか観光地へ行きたい!と思うところですが、体は限界を迎えています。私は家でのんびりしながら、お母さんのお手伝いをすることにしました。作業内容は洗濯物新しい子達が寝る場所の掃除とベットメイキングや、お客さんの対応をしました。全ての作業を普段はお母さん一人で行っていると言うので、ものすごく驚き!私が「お手伝いします」というとものすごく喜んでくれて、お父さんからはご褒美に大量のプリンをいただきました!

日も暮れる頃、新千歳空港から6人組がやってきました。みんな真面目そうな男の子で農作業はまだ一度も経験がないということですが、みんなで楽しくやっていけそうなので明日から楽しみです!作業内容は前編と同様、大学に提出したレポートから一部抜粋して紹介したいと思います。

ファームステイ11日目~13日目

主な作業内容:カブと大豆の除草作業

【作業手順】

  • カブ、大豆の間にある雑草の除草。背の高い雑草は手で抜き、背の低い雑草は立鎌で刈り取る。この時、カブの葉を踏まないようにする事、つる性の雑草は必ず取る必要がある。

除草作業を通して分かった事は、広大な農地では、除草作業の大変さを痛感。私は有機農業に興味があり、除草作業は必須のため、小規模での栽培が自分に向いていると感じる機会となった。

除草作業は本当に大変、先が見えないほど遠くまで続く畑の間を除草しなくてはいけないので、ものすごく大変で気が遠くなりました。一緒に作業をした子達も中間地点で発狂したり、大声で歌ったりしてなるべく先のことを考えないようにただ黙々と除草していきました。除草作業は3日間続いたため、3日目には意識が遠のかないように、スマホで「オードリーのオールナイトニッポン」を流し、笑いながら作業していたら、「ついにおかしくなった」と言われました( ´∀` )大変だけど楽しんで作業できたので、オードリーには感謝です!

14日目~最終日前日

主な作業内容:ジャガイモの収穫 〇品種:男爵

【作業手順】①ジャガイモを掘り起こす作業。機械で埋まっているジャガイモを掘り起こし、掘り起こした後に残っている雑草を取る。ここで雑草だけでなく、土の塊を取っておくことで選別の時に楽になる。

  • ジャガイモの選別:ジャガイモを取る機械(ピッカー)を使ってジャガイモを取る→選別→出荷 ※ポテトチップスの場合はピッカーの上で選別したものがそのまま出荷される。ポテトチップスでない場合は、ピッカーの上で選別した後にもう一度選別し、梱包される。

ここまで農作業についてしか紹介できていませんでしたが、ファームステイ先では朝昼晩ご飯を作ってくれます。このご飯がおいしくてクオリティが高い!北海道はおいしいものだらけで今までの実習の中で一番ごはんがおいしかった!バーベキューにはジンギスカンや採れたてのホタテ等を用意していただき、私が帰る前の晩御飯は、海鮮丼でした!!

また、作業が早く終わったら温泉へ連れて行ってくれたり、近くの道の駅でソフトクリームを食べさせてくれたり、至れり尽くせりで、今までの実習先で一番楽しく実習できました。今回の実習は知らないことの連続でつまらない時間がないくらい毎日充実した日々を過ごさせてもらいました。私は農家になりたいという夢があり、新規就農のアドバイスも貰いましたし、自分のやりたい農業形態についても考え直すきっかけになりました。また来年の夏にお手伝いに行くことを約束して東京へ帰ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回の記事は文章が多いですが、私の感じたことや体験したことを知ってもらいたくて長くなってしまいました。まだまだ語り切れない思い出がたくさんありますが、私の懐に大切にしまっておきます。新規就農は難しいと農家さんには何度も言われましたが、なぜか諦められない。逆に燃えてきました。もっとたくさんの農家さんのところで農業実習をして、自分の知識に繋げられれば良いなと思っています。また、農業実習に行った際には皆さんに共有するつもりですので、ぜひお待ちください。

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