英語力ゼロの大学生でも、海外でファームステイってできるの?
不安だらけだった私が、タイ・チェンマイで2週間、農業しながら暮らしてみた体験をリアルに綴ります!
「お風呂が池!?」「野菜だけのご飯ってどんな感じ?」「虫は?トイレは?」など、実際に行ってわかったファームステイのリアルを、写真たっぷりでお届けします!
【はじめに】なぜファームステイ?英語力ゼロでも行けるの?

「英語できないのに、よく海外なんて行ったね!」
そんなふうに言われたけれど、私の答えはひとつ。
「全然なんとかなりました!」
この記事では、英語が話せない私が海外(タイ・チェンマイ)でファームステイに挑戦した体験を紹介します。
不安だったこと、実際どうだったか、どう乗り越えたのか——同じように迷っている人の参考になれば嬉しいです。
英語力ゼロで海外に行くのは無謀?私が不安だったこと
1番不安だったことが、「英語もできないのに、どうやって現地の人とコミュニケーション取るの?」という問題でした。
英語は正直ほとんど話せません。
中学英語すらあやしいレベルで、海外なんて一生縁がないと思っていました。
ファームステイは、農家さんの家に滞在して、実際に農作業を手伝いながらその土地の暮らしを体験できるスタイルの旅。
観光メインの旅行とは違い、地域の人々と深く関われるのが魅力です。
英語ができない私でもファームステイを楽しめた理由
実際にチェンマイで2週間過ごしてみて、英語ができなくても本当に大丈夫だった理由がいくつかあります。
まず、タイの公用語は英語ではなくタイ語。
つまり、現地の人も完璧な英語を話すわけではないので、カタコト同士のやりとりが当たり前。
「伝わらないのが普通」という前提があるから、変に気負わずに済んだのが大きかったです。
さらに、滞在先のファームには日本人の奥さんがいて、困ったときに頼れる存在があったのも安心材料でした。
他にも、日本から来ているバックパッカーの方と仲良くなれたりして、想像以上に心強い環境。
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【出発編】バンコク〜チェンマイまでの移動ルート&費用
航空チケットはどうやって取った?
まずは日本からタイへのフライト。
「スカイスキャナー」(アプリ)を使って「AirAsia」の航空券を予約しました。
東京(成田)〜バンコク間の往復航空券は手数料コミで往復 71,827円。

ちなみに私は夏に行ったのですが、機内はめちゃくちゃ寒かったです。
薄着で乗ったら北極レベル…。
長袖のダウンジャケットを持って行くくらいがちょうどいいかもしれません!
バンコクからチェンマイへの移動方法
ファームステイ先はタイ北部のチェンマイだったので、バンコクからさらに移動が必要でした。
私はAirAsiaの国内線を使って、飛行機で約1時間30分でチェンマイへ向かいました。
チェンマイ空港に到着した後は、ファームの方がバスのような車で迎えに来てくれました。
この車、ちょっとびっくりなスタイルで…

- シートベルトなし
- クッションなしの長椅子
- 7人くらいで横並び
- 所要時間:約4時間
最初は「4時間もかかるの!?」と気が遠くなりましたが、途中で寝てしまったので意外とすぐ着いたように感じました(笑)
ファームに到着!いよいよ自己紹介タイム
到着するとすぐに、ファームのオーナーさんたちに自己紹介。
私の英語力は正直、中学生レベル以下…。でもパッションと笑顔でなんとか乗り切りました!
英語に自信がなかった私でも、安心してスタートできる環境だったのは本当にありがたかったです。
【ステイ先の紹介】部屋・食事・農作業のリアルな暮らし
部屋はこんな感じ
部屋にはちゃんと屋根と扉はあるのですが、
上のほうは吹き抜けになっているので、虫は入り放題です(笑)
ただ、ベッドには蚊帳が吊ってあるので、夜は虫に刺されることもなく、意外と快適に眠れました!
電気はないので、部屋の使い方は「寝るだけ」。
それでも特に不自由は感じませんでした。
最初は「このベッドで寝るのか…」と少し不安でしたが、
2日もすれば爆睡できるようになり、自分の適応力にびっくり。
「私、どこでも生きていけるかも」とちょっとした自信にもなりました!

食事について:ベジタリアンスタイルを体験!

ステイ先のご夫妻はベジタリアン。
そのため、毎日の食事は野菜中心でしたが、これが意外と良かった!
どれもビュッフェ形式で、自分の好きなものを自由に選べるのも嬉しいポイントでした。
▼ 思い出に残ったフルーツたち
🍉 ドラゴンフルーツ
爽やかな甘さで何個でも食べられる!
白色も美味しいけど、ピンクの方が甘く感じました。
⭐ スターフルーツ
「酸っぱっ!」と驚いたけど、後から聞いたらなんと…腐ってたらしい(笑)
本当はリンゴみたいな味なんだとか…。

農場での暮らし:心が洗われる風景
ファームステイの醍醐味は、なんといっても普段と違う自然の景色。
朝起きて撮った1枚の写真を見て、思わず「これが自然の力か…」と声が出るほど。
都会でたまった心のモヤモヤが、一瞬で浄化されるような感覚でした。
この旅の目標は「心を浄化すること」だったのですが、
到着してすぐに達成できた気がします。

【スケジュール】1日の流れ&農業体験の内容
午前
- 【AM6:00】起床
- 【AM6:30~】瞑想
朝日の気持ちよさを感じたり、鳥の声を聴いたりする時間は日本ではなかったため、気持ちを落ち着ける時間があることが重要だと感じた。1日の流れをイメージしたり今日1日どんなことを目標にしようか考える時間があることで、充実した1日になると感じました。 - 【AM7:00】朝食
ファームに泊っているみんなで円になって食べるスタイル。 - 【AM8:00】 作業開始
作業内容:バナナ、アボカドの収穫。有機質肥料の作成。有機質肥料は普段のごはんの残りとバナナの茎の部分を切った物を混ぜて土をかぶせる。

午後
午後
- 【PM12:00】お昼ご飯
- 【PM13:00】 作業開始
作業内容:接ぎ木、バナナ、パイナップルの定植 - 【PM16:00】 作業終了
- 【PM17:30】 夜ご飯
- 【PM19:00】 勉強会
夜に行う勉強会では自給自足の生き方や自然と共に生きることについて勉強する。

【印象に残ったこと】自然と心の変化
この旅で一番心に残っているのは、夕暮れ時の静かな散歩です。
誰とも話さず、ただ自然の中を歩いた時間。
夕日が少しずつ沈んでいく景色を眺めながら、「将来はこんなふうに、静かに穏やかに生きていけたらいいな」と、ふと思いました。
大学生活では、毎日せわしなく動いて、何となく流されるように過ごしていた私。
だけどこのとき、不思議と“今ここにいる”感覚があって、ようやく地に足がついたような気がしたんです。

慌ただしい日常の中で忘れていた「静けさ」や「自分の気持ち」を思い出させてくれた、そんな特別な時間でした。
【困ったこと・対処法】
お風呂
今回行ったファームのお風呂は近くのため池みたいなところ!
池には魚が泳いでいたりするため、結構怖いし、池で洗った洗濯物は乾いても結構臭くなってしまったので、現地の空港で捨てて帰りました!!
私は現地の人と同じ生活がしてみたかったため、毎日池で泳いでました。

【海外ファームステイを考えてる人へ】必要な持ち物&準備
持ち物リスト
✔ 必須アイテム
- 長袖長ズボン(虫対策)
- 虫除けスプレー
- ドライシャンプー
(お風呂に入ることができない場合もある) - 日本食(インスタント系)
みそ汁とかでもうれしいかも!
✔ あってよかったもの
- サンダル
- ジップロック
- ビニール袋
- モバイルバッテリー
- ウェットティッシュ/汗拭きシート
→ 外作業や移動時のリフレッシュに大活躍。夏は特にありがたい! - 延長コード
出発準備
私はスーツケースではなく、バックパック+サブバッグの組み合わせで行きました!
階段や未舗装の道もあるので、バックパックスタイルは正解だったな〜と感じました!
移動が多かったので、バックパックで良かったです。
- メイン:モンベルのチャチャパック40(Women’s)
- サブ:中サイズのリュック(街歩き・移動用)
- さらに:ユニクロのショルダーバッグ(貴重品やスマホを入れる用)

【海外ファームステイへ行く人へ】アドバイス
大丈夫。英語が話せなくても、海外は楽しめます!
必要なのは、ほんの少しの勇気と、なんとかしようとする気持ちだけ。
もちろん、トラブルを完全に避けられるわけではないけれど、
その分、助けてくれる人との出会いもあって、心に残る旅になるはずです。
英語ができなくても海外に行くメリットはあった
むしろ、「英語が話せない私だからこそ得られた気づき」もありました。
完璧に話そうとしない分、相手の言葉に真剣に耳を傾けるクセがついたり、
うまく言えない分、ジェスチャーや表情で気持ちを伝える工夫をしたり。
“言葉”以外のコミュニケーションって、こんなに豊かなんだと実感できたのは、英語が苦手な自分だからこそできた体験かもしれません。
言葉以上に大切なのは、伝えようとする姿勢と笑顔、あとはちょっとの度胸なんだと身をもって感じました。
まとめ|英語ができないからこそ見えた景色

2週間のファームステイを終えて日本に帰ってきたとき、
「私、英語できないけど、海外行けたんだ」っていう自信が、何よりの収穫でした。
「言葉が通じなくても、世界は広がる」
そんなことを、ひとつずつ肌で感じられた旅でした。
英語に自信がない人ほど、ファームステイのような“暮らす旅”に出てほしいです!!
きっと、自分でも気づかなかった勇気と出会えると思います。
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